こんにちは😊
やまぐち矯正歯科です。
今回は鼻呼吸と口呼吸の違いについてお話します。
鼻呼吸とは
鼻呼吸には、空気を吸い込んだ時に鼻腔の入り口にある鼻毛がフィルターとなって異物混入を防ぎ、さらに鼻の奥の組織がホコリやウイルス、有害なものを絡めとる役割があります。また、鼻の粘膜が湿度や温度を調整し、肺や気管への刺激を少なくして、鼻の中で外気を無刺激化・無毒化しているので下記のメリットがあります。
- 体に十分な酸素が吸収される
- 免疫力向上
- 脳の活性化
口呼吸とは
口呼吸には、前文での働きがなされずに有害物質を取り込み、咽頭部が慢性炎症を起こしたり、皮膚や内臓などの全身に弊害をもたらしているので下記のデメリットがあります。
- アトピー性皮膚炎
- 慢性リウマチ
- いびき
- 睡眠時無呼吸症候群
- 集中力欠如
また、口呼吸の影響で唾液の減少があり、口腔乾燥を引き起こし虫歯や歯周病、口内炎への影響もあります。
口呼吸から鼻呼吸にするには?
- 鼻呼吸の練習 口を閉じて鼻を片方ずつ押さえてから呼吸します。鼻呼吸をもっと意識させるために、ティッシュを使用していただくのも良いです。
- 口腔周囲筋を意識する 口腔周囲筋とは唇・ほほ・あご・舌などのお口周りの筋肉のことを指します。食事する際や話すときには欠かせない筋肉となっていますので、 「ふーふー」と吹く動作は唇・ほほ・舌などの筋肉が働くため発音の基礎となります。「ずるずる」と啜ったり、「すぅー」と吸う動作は発音や食事をする土台となります。ストローを使用すると、しっかりと吸うことを覚えるので良いです。「ぺろぺろ」と舐める動作は、舌の機能を育てます。また、「ブクブクうがい」は、唇を閉じる力、「ガラガラうがい」は、喉の奥の動き、「ペット水を吐き出す」動作は、唇のコントロールができるようになります。
- あいうべ体操の実践 あいうべ体操とはその名の通り「あ」「い」「う」「べ」とお口を動かすトレーニングです。あいうべ体操を行うことによって、お口を閉じ鼻呼吸を促します。またこのトレーニングで口腔周囲筋も鍛えられます。
最後に、当院でも口腔周囲筋を鍛える、MFTトレーニングを行っておりますので、気になる方はぜひ初診のご相談にお越しください。お待ちしております。