こんにちは😊
所沢市の矯正歯科 やまぐち矯正歯科です🦷
矯正治療をして、ほうれい線が薄くなったという方がいる一方で、濃くなったという方も見られます。
また、抜歯矯正や出っ歯の治療でほうれい線が目立つようになったというケースも。
今回は、ほうれい線と矯正治療の関係についてお話しします。
ほうれい線とは、鼻の両脇から口角外側に伸びる線のことを言います。
シワとは異なり、頬とお口周りの境界線で、顔の筋肉や骨格から生じた溝です。
ほうれい線が深くなる主な原因はお口周りの皮膚の状態が変化することで、以下の3つの要素があります。
①コラーゲンとエラスチンの劣化と減少
コラーゲンとエラスチンは肌の弾力を保つために欠かせない成分で、劣化・減少すると真皮部分がゆるみ、肌表面にたるみとなって表れます。また、年齢ともに減少もしていきます。
②脂肪組織の構造の劣化
脂肪組織も肌のハリに深い関りがありますが、太ったり痩せたりを繰り返すことで構造的に変化し、シワやたるみの状態に影響を与えるため生活習慣の乱れも関係していきます。
③表情筋の萎縮
表情筋は顔のさまざまな箇所を動かす筋肉の総称で、皮膚のすぐ下に位置して顔全体を内部から支えています。
表情筋が衰えることで顔全体の皮膚が下がるので、ほうれい線が目立ちやすくなる傾向が指摘されます。
矯正治療を受けることでほうれい線に直接影響が及ぶようなことは、ほとんどありません。
上記の文でもご説明したように、ほうれい線が薄くなったり濃くなったりするのは、顔の皮膚自体の変化によるものです。矯正治療は、あくまでもお口の中に対してアプローチを行いますので、皮膚の状態そのものを変化させることではないので、ほうれい線に大きく影響を与えるとは考えづらいです。
ただし、矯正治療を始める際の状態が「上顎前突(出っ歯)」の方は注意が必要です。
上顎前突(出っ歯)の方は前方に飛び出した前歯のおかげで、鼻の下の皮膚が張り伸ばされている状態ですので、矯正治療によって前歯を本来の位置まで引っこめると、以前の張りがなくなることで鼻の下の皮膚が若干余った状態になります。
また、抜歯矯正も抜歯を行うことによって必ずしもほうれい線が深くなるわけではありません。凹凸に生えている上の前歯を引っ込めるために行う抜歯では、口元がスッキリすることがあり、ほうれい線が変化する可能性があります。
抜歯をするからほうれい線が濃くなるのではなく、口元の突出感を解消することでほうれい線が変化することを理解していただければと思います。
抜歯が必要になる場合は、歯が凹凸に生えてしまい、歯列に歯が並ぶスペースが十分にない状態のため、歯を正しい位置に移動させバランスのいい口元を作るケースが多いです。
抜歯する際は左右1本ずつ合計2本を吹くことが一般的です。2本も抜歯となると見た身に大きな影響が出てしまうのではと思われてしまうかともいらっしゃると思いますが、実際に歯が動いているのは前歯部分のわずか7mm程度(歯並びの状態で変わる場合あり)です。
矯正治療の1番の目的は、健康的な嚙み合わせと美しい歯並びをを手に入れることです。
矯正治療を通じて嚙み合わせを改善し、顔の筋肉を適切に使えるようになることで、ほうれい線が目立ちにくくなる場合もあります。ただし、矯正治療だけでほうれい線を大きく改善できると期待するのは禁物です。
矯正治療を行う際には、専門の矯正歯科医師としっかり相談し、治療後のケアをご自身でアプローチすることも重要になってきます。
当院でも、初診カウンセリングを随時受け付けております😊
こちらのHPからご予約できますので気になる方は是非一度お越しください🦷