こんにちは🌞
所沢市の矯正歯科 やまぐち矯正歯科 です🦷
矯正治療中に「友達は2年で終わったのに、自分はあと1年かかるってどういうこと?」と疑問や焦りを感じたことはありませんか?
今回はこういった不安をかかえやすい方向けに「治療期間が延びる主な原因」をわかりやすく紹介していきます😌
矯正は「器具をつければ同じように動く」というものではありません。
歯を支える骨の形や硬さ、嚙み合わせのズレ方、歯の大きさ、顎の成長具合などは一人ひとり違います。
歯が並ぶスペースを確保するために、ディスキング(歯の側面を少し削る処置)や抜歯が必要になることもあります。
こうした準備段階が長くなると治療全体も延びる可能性がございます。

出っ歯や受け口、開咬など、顎全体の位置が関係する場合は歯だけでは解決できず、成長期を利用したり外科的治療を併用したりすることもあります。
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子どもは骨が柔らかく治療が進みやすい反面、大人は骨が固く変化しづらいため、同じ装置でも時間がかかることがあります。

歯は骨の中に植わっている器官なので、無理に動かすと歯根が痛んだり、歯ぐきが下がったりするリスクがあります。
・1ケ月で動かせる距離は0.3~0.5mm程度
・力を強くしても早くなるわけではなく、逆にダメージになる
・治療中に痛みが少ないことは「進んでいない」わけではない
骨が新しく作られながら、ゆっくり変化していくのが矯正の仕組みです。
安全第一で進めるため、スピードには限界があります。
矯正は「通っていれば終わる治療」ではありません。患者さん自身の協力がとても重要です。
装着時間が1日20時間を下回ると、動きのズレが蓄積しやすくなります。
就寝時だけの装着ではほぼ進みません。
奥歯の嚙み合わせ調整や前歯の傾斜改善に必須ですが、
指示通りつけていないと歯の位置が合わず、やり直しが必要になるケースもあります。
ブラケットやワイヤーが取れたのに長期間放置すると、その部分だけ治療がストップしてしまいます。
3~4回調整が遅れるだけで、数カ月の延長につながることもあります。
医院側の技術だけでなく「二人三脚」で進めることで理想的な期間に近づきます😌
治療は最初の計画通りに100%進むとは限りません。歯の動き方や嚙み合わせの変化をみながら、微調整が入ることもあります。
例:
・思ったよりもスペースが足りない
・嚙み合わせのズレが後から目立ってきた
・前歯の角度や唇の形を整えるための微調整が必要
「仕上がりをよくするために計画を修正する」ことはむしろ丁寧な治療の証でもあります。
歯がある程度動くと、骨が安定するまで歯が一定的に動きづらくなる「停滞期」が起こることもあります。
これは異常ではなく生体反応として自然です。
・一部の歯がなかなか動かない
・見た目の変化が止まるように感じる
・調整を続けながら様子を見る期間がある
この期間を無理に飛び越えようとせず、適切に待つことが大切です😊
時間がかかること=失敗ではない
矯正が長く感じるときほど、「なにか問題があるのでは?」「失敗している?」と不安になります。
しかし、原因の多くは体の自然な反応や安全性を優先した判断です。
また、医師とのコミュニケーション不足も誤解を招きやすいポイントです。
気になるときは我慢せず質問してください😊
「この部分はどれくらいかかりそう?」「今どんな段階?」など遠慮せず訪ねてOKです。
治療のゴールと道のりが見えるだけで不安はぐっと軽くなります。
矯正は長距離マラソンのようなものです🏃
焦らず、慌てず、一緒にゴールを目指しましょう😌
初診のご相談のご予約はこちらのホームページからも承っておりますので、ご興味のある方はぜひご予約してみてください