虫歯と矯正はどちらが優先？｜所沢市で大人の矯正・小人の矯正をお探しの方はやまぐち矯正歯科まで

こんにちは、歯科衛生士の山城です。

矯正を始めたい！でも虫歯があるからどうすればいいのか、と思った事がある方もいらっしゃると思います。
今回は虫歯の治療か歯科矯正どちらを優先したほうがいいのかをお話ししていきます。

結論から言うと
虫歯治療から始めるといいです。

基本的に虫歯があれば治療が完了してから矯正に入ります。ですが小さな虫歯ならそのまま矯正を始めることもあります。器具や場所によっても異なります。
大きい虫歯は削って、詰め物やクラウンを被せますが、セラミックなどきちんとしたものを入れるのは矯正後がおすすめです。クラウンはブラケットが付きにくく、跡が残ってしまう恐れもあるので矯正中は保険適用範囲内のものにとどめておくといいでしょう。

矯正中の虫歯治療について

矯正中は虫歯になりやすい

矯正中は虫歯ができやすい環境です。
器具を装着するため、いつもより歯磨きしづらく、プラークや食べかすが残りやすいです。そしてそれらが見えにくいことが原因です。
磨いていたつもりでも器具と歯の間に挟まっていたり、ワイヤーがあって磨きにくいので鏡を見ながら根気よく歯磨きするよう心がけましょう。

軽度であれば治療は後回しになる

頑張って歯を磨いていても虫歯になってしまうことも残念ながらあります。
対処は、虫歯の程度や場所によります。たいていの虫歯は器具を外さずに対処できます。また、小さな虫歯なら経過観察で治療はしないという場合も多いですね。

虫歯がひどい場合には矯正器具を外して治療

ワイヤーが邪魔になって治療できない箇所や、進行がひどく抜歯の必要があるという場合には一時矯正をお休みする場合もあります。
矯正専門の歯科では、虫歯治療を行っていない場合や、保険適用外といった場合もあります。こうなると治療のためにワイヤーを外す確率が高くなります。

矯正中に虫歯を作らない方法

歯みがき

基本は、やはり歯磨きです。1回で汚れが取りきれないことも多く、歯磨きの回数を増やすなどして対応することが大切です。
矯正中は、矯正用の歯ブラシ（2列の歯ブラシ）を使いましょう。定期的に染め出しをして自分の磨き癖を確認するといいでしょう。

歯間ブラシ

ワイヤーが入っている箇所はデンタルフロスを通す事が難しく、歯の間の汚れが残りがちです。
割りと多くの食べかすや歯垢が詰まる場所で、口臭の原因にもなります。そこで歯茎に近い部分だけでも清掃できる歯間ブラシを使いましょう。
通りにくい箇所に無理に通すと傷つけてしまうため、サイズも幾つか用意してみるのもおすすめです。

ワンタフトブラシ

筆のように尖った小さなブラシで、細かな場所の汚れもかき出します。ワイヤーの下や、ブラケットの周囲なども磨けるため、矯正中の歯磨きにはとても重要な清掃用具です。