こんにちは歯科衛生士の竹内です。
今回は、矯正治療後の後戻りについてお話しします。
時間と費用をかけてせっかくきれいな歯並びになったのに後戻りしてしまったらとても残念ですよね。
私も後戻りを経験した一人です。
生涯きれいな歯並びをキープする為に原因を知りましょう。
動的治療(歯を動かす)終了後にリテーナーと呼ばれる取り外し可能な保定装置に移ります。この装置をドクターの指示通りにさぼらず使用を続ける事が何より大切になります。
患者様によりますが、半年から一年は一日中、その後は、夜間のみと計2、3年使用していきます。
口呼吸や、低位舌(舌の位置が正常位ではない)、突出癖(舌を前に出す)などがある場合、矯正治療中も妨げになりますし、保定に入っても歯を押してしまう原因となります。
当院では、治療に入られる前、全ての患者様にトレーニングの必要性についてご案内しております。
それぞれの癖を改善しておく事は、審美的にも健康面、機能的にも重要です。
歯は生涯動き続けます。歯は歯槽骨と呼ばれる骨の中に埋まっておりますが、加齢や歯周病が進むと骨の位置が下がり(吸収される)歯が揺れ傾いてきます。毎日、時間をかけてブラッシングをし、定期的に歯科医院で歯石除去などのプロフェッショナルケアを受けましょう。
親知らずは、個人差があり生えない方もおりますが、ある方は10代後半ぐらいから生え始めます。上下左右、一番後ろに生えるので、斜めに生えていたり完全に埋まっていたりと他の歯を押してしまっている場合は抜歯が必要です。
今回は、最近患者様から質問の多い後戻りについて触れました。私の場合は、①のリテーナーのさぼりと②のトレーニングを行わなかった事が原因です。
当院では、保定装置に入られた患者様のケアにも力を注いでおりますのでお任せ下さい。