こんにちは☺︎受付の加藤です。
今回は【なぜ口呼吸はダメなのか】についてお話します。
いつも鼻詰まりがあったり気づくと鼻をすすっているなど、慢性鼻炎をお持ちの方いらっしゃると思います。私もそのうちの1人ですが、いつも鼻が詰まっているのでどうしても口呼吸をしてしまいます。ですが、実は口呼吸は歯並びを悪化させてしまう原因の一つになります。そこで今日は、口呼吸について詳しく説明したいと思います。
口呼吸になってしまう主な原因はいくつかあります。まずは、幼少期に硬い食べ物を食べなかったことや、鼻炎持ちの方、慢性副鼻腔炎、睡眠時無呼吸症候群などが考えられます。こういった症状がある方はおそらく、口呼吸になっているかと思います。実は、この口呼吸がさまざまな問題を引き起こす可能性があります。次に口呼吸のデメリットについてお話しします。
まず口呼吸で問題となるのが歯並びへの影響です。口呼吸で歯並びが悪化するという事実に驚いた方もいるかと思います。
口呼吸をしていると、お口が開きっぱなしになります。そうすると、下顎が常に下がっていることになり同時に、舌の位置も下がりお口周りの筋肉が発達しません。舌は本来、上顎の前歯の裏側のくぼみに先端が付いた状態で収まっています。舌がこの位置にあることで唇の周りをはじめとした筋肉とのバランスがとれるため上顎の歯列が上手く広がって成長していきます。ところが、口呼吸をしていると舌が自然と下がってしまうので、唇の周りの筋肉とのバランスが取れず上顎の歯列も上手く広がらず、充分なスペースが確保できないため、ガタガタの歯並びになってしまったり出っ歯さんや開咬になってしまいます。
お口の中の唾液には、口腔内の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流したりするなどの様々な働きがあります。
お口の中は唾液が常に出ている状態が正常ですが、口呼吸をしていると、お口の中は乾燥し、唾液がうまくまわらなくなってしまいます。この状態では虫歯や歯周病の原因菌も繁殖し放題になってしまいます。
口呼吸は、直接空気を口から肺に吸入することになります。そのため、空気中にある小さなごみや埃、細菌やウイルスなどを直接体内に取り込んでしまうのです。これが風邪をひきやすくなる原因になります。
口呼吸をしていると、舌の位置も位置も下がると最初にお話ししましたが、こうなると気道を塞いでしまいますので、気道を確保するために頭を前に突き出し舌の落ち込みを防ごうとします。それにより、猫背になってしまう可能性があるのです。
今回は口呼吸のデメリットを4つ紹介させていただきました。ですが、口呼吸によるデメリットは他にも、老化を促進させ、顔貌までも変えてしまう恐れがあります。口呼吸を鼻呼吸に変えるのは意識をすることも大切ですがこれは並大抵の努力では改善できません。鼻炎持ちの方や睡眠時無呼吸症候群の症状がある方は放置せずに完治することも大切になります。
当院では、MFT(口腔筋機能療法)というものを行なっております。これは正しい舌の動きや正しい口のまわりの筋肉の動きを覚えていき習慣化し、正しく機能させる訓練のことです。矯正治療と同時にMFTをやることにより、お口周りの筋力を鍛えながらバランスの取れたお顔立ちと、キレイな歯並びを期待することができます。
気になる方は是非、当院の初診相談にいらしてください。お待ちしております!