こんにちは☺︎ 受付の牧野です。
今回は《反対咬合について》お話ししたいと思います。
本来、上の前歯は下の前歯よりの上に2ミリ程度重なるものですが、反対咬合とは、それが反対になっている不正咬合です。下顎が上顎を受けるように噛み合わさるので、俗に受け口ともいわれています。また、下顎が前方に突き出すようになるので下顎前突(かがくぜんとつ)ともいわれます。
乳歯期や混合期(乳歯と永久歯が混在する時期)に、上顎の成長が不十分であったり、生まれつき上顎が小さい(下顎が上顎よりも大きい)ことなどが、1つの大きな原因になっています。従って、両親のどちらかが受け口の場合は、それを引き継ぐ可能性が高くなります。また、前歯が生え替わりが上手く行かず、反対に噛み合わさってしまうこともありまし、舌で下の前歯を押す癖なども、その原因の1つです。
・不十分な上顎の成長
・上顎が小さい
・上顎よりも下顎が大きい
・舌で下の前歯を押す癖
反対咬合の大きな弊害は、しゃくれたような見た目はもちろんのことですが、歯がしっかりと噛み合わないため、咀嚼しにくいことです。反対咬合を矯正された方は、まず格段に噛みやすくなることを実感するものです。当然、発音にも問題が生じます。サ行やタ行が発音しづらく、滑舌が悪くなります。また、歯が正常に噛み合わさると、それだけで自浄作用があるものですが、反対咬合ではこうした作用が働かず、虫歯にもなりやすいものです。
・十分に噛むことができない
・サ行やタ行が言いにくく滑舌が悪い
・虫歯になりやすい
・見た目が悪い
しかし乳歯が抜けて、永久歯が生えてくる時期に反対咬合となるケースでは注意が必要です。下の歯の突出が多い場合、奥歯の数本しか噛み合わず、舌を使わなければ上手く食べ物を噛み切ることができない状態になるケースがあります。言葉を喋る際にも舌を使うことが多くなり、独特な話し方になるのが特徴です。こういった反対咬合は顎の形態異常でなければ矯正治療によって改善させることが可能です。
今回は《反対咬合について》お話ししました。
反対咬合は自然に治る可能性が低いので早めのご相談をおすすめします。
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