こんにちは歯科衛生士の宮内です。
今回はあいうべ体操についてお話しいたします。
口呼吸の人が、舌や口の周囲の筋肉を鍛えて鼻呼吸になるための体操です。
舌の正しい位置は舌の先がスポットに触れていて、舌全体が上顎にくっ付いてる状態です。
舌の筋肉を鍛える事は、舌を正しい位置に引き上げるために重要です。
舌が下がっていると、重たい舌を口の周りの筋肉ので支えるのは難しいので、口を開いていきます。
舌が上顎にくっ付いていると、口を開けても口で呼吸は出来ないので、鼻で呼吸する事になります。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を前に突き出す
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
1日30回を目安に毎日続けます。
大げさなくらい口を大きく動かす
1回4秒前後かけてゆっくり行う
「あ」「い」「う」では口周りの筋肉(口輪筋、表情筋など)を鍛えます。
「べー」では舌の筋肉(舌筋、舌骨筋群)が鍛えられます。
大きく口を開けると痛い顎関節症の人は、顎の負担がかからない「いーうー」体操がお勧めです。
あいうべと違い口を大きく開けないので、唾液がよりたっぷり出て口の中が潤います。口の中が潤うのと同じように腸内でも腸液が出て潤い、お通じがとてもよくなります。便秘対策としても有効です。
「いーうー」だけでは、舌が鍛えられないので、口を閉じたまま行う舌の体操をお勧めします。
①唇を閉じたまま、上の歯と唇の間で舌を左右にゆっくり滑らせます。上下10回ずつ行います。
②左の頬の内側に舌でグーッと数秒押し付けます。右も同様に行います。左右を一回として、20回行います。
あいうべ体操を実際にやってみるとお口周りが疲れたと思います。
最初は大変ですが、続けるうちに慣れてくるので一緒に頑張りましょう。