こんにちは☺︎受付の加藤です。
今回はお口の中を噛んでしまう理由についてご紹介していきます。お口の中をうっかり噛んでしまうことは誰にでもありますが、頻繁に噛んでしまう場合何か根本的な理由が隠れている場合があります。
お口の中を噛む主な原因とその対処法は次のとおりです。あまりに頻繁に噛むとその部分が口内炎になってしまったり、ひどいケースだと口腔癌を発症してしまうこともあるので、あまり問題を放置しないようにしましょう。
疲労や体調不良など、体のコンディションが悪い時、あごの運動の制御がうまく行われにくくなり、うっかり噛んでしまいやすくなります。通常時であれば、頬や舌を噛ないような顎の動きを脳が記憶して自然にコントロールされていますが、疲労時や体調不良時だとうまく働きにくくなります。
【対処法】
体調や疲れが原因の場合は休息を十分にとり、体調を整えることが大切です。
歯並びがガタガタの場合、外側や内側に入っている歯が頬や舌、唇を巻き込みやすくなります。
【対処法】
不正咬合が原因の場合、歯並びを整えると問題を根本的に解決することができます。歯並びが悪いと、歯や歯茎の健康にもよくないので、そのためにも強制治療はおすすめです。
歯は使うほどにすり減って高さを失い、全体的に噛み合わせが低くなっていきます。それに伴い、頬の肉が余って噛みやすくなってしまいます。
【対処法】
歯軋りをしている人はとくに、歯がすり減りやすく噛み合わせが低くなりがちです。歯軋りは意識してやめることが難しいので、就寝時に歯を歯軋りから保護するマウスピースをつけることをお勧めします。
顎の関節にズレがあったり、噛む筋肉がアンバランスになるとお口の中を噛みやすくなってしまいます。
【対処法】
この場合には顎関節症の治療を行う必要があります。
加齢とともに頬の張りが段々と失われると、当然内側の頬も弛んでくるので、噛みやすくなります。
【対処法】
加齢による頬のたるみが原因の場合表情筋を鍛える顔の体操などが効果的です。
歯科治療で新しい被せ物に変えたばかりのときや、新しい入れ歯を入れたばかりの時は、噛み合わせに馴染むまで頬や舌を噛みやすくなることがあります。
【対処法】
ほとんどの場合、新しい被せ物や入れ歯に慣れてくると脳が噛まなくなるような動きを次第に覚え、噛まなくなります。ですが、中には上下の歯の位置関係で頬や舌が巻き込まれやすくなっているケースもあります。そのような場合は、歯の形を修正した方がいい場合もあります。
お口の中を傷つけてしまった場合、少し噛んだ程度であれば安静にしておけば自然に治るので問題ありません。もし傷がひどい場合は、早めに歯科医院で診てもらい消毒してもらうのをお勧めします。あまりお口のなかを頻繁に噛む状態が続くとまれではありますが、口腔ガンなどの原因になる可能性もありますので、そういった場合は一度歯科医院相談しましょう。