こんにちは☺︎受付の加藤です。
乳歯が抜けて永久歯が生えてくるという「歯の生え変わり」を、お子様の成長記録の1つとして楽しみにされている親御さんもいらっしゃるかと思います。乳歯は基本的に5歳前後から中学生に入るくらいまでに抜け落ち、永久歯に生え変わるとされています。しかし、中には乳歯がいつまで経っても抜けないというケースがあります。そこで今回は、乳歯が抜けない原因や、抜けないことによる影響についてご紹介します。
乳歯が抜けない原因は、大きく分けると3つあります。
永久歯の生え変わりは、おおよその時期は決まっていますが、必ずその時期に生えてこなければいけないわけではありません。早い人は5歳前後で生え変わりますが、中には中学生に上がってから生え変わる人もいます。周囲と比べて生え変わりが遅いと不安になることがあると思いますが、成長速度は人それぞれ違うのと同じで、歯の生え変わりも前後します。
骨や粘膜に埋まったまま生えてこない永久歯のことを「埋伏歯」といいます。最もよく知られた埋伏歯は親知らずですが、奥歯だけではなく別の永久歯が埋伏歯になってしまうことがあるのです。
何らかの原因で歯胚が作られず、生まれつき永久歯がないことを「先天性欠如」といいます。この場合、永久歯が生えてこないため乳歯が抜け落ちません。
先天性欠如で乳歯が抜けない場合は、永久歯は生えてきませんので、乳歯をずっと使い続けることになります。しかし、乳歯は永久歯に生え変わることを前提に生えてくるものですので、あまり頑丈に作られていません。ほとんどの場合大人になると自然に抜け落ちてしまいます。大人になってから乳歯が抜け落ちると、ほかの歯とのバランスが悪くなり、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
今回は大人になっても乳歯が抜けない原因についてお話ししました。生え変わりの時期は人それぞれですが、「生え変わりが遅いかも…」と心配になった時には一度歯医者に相談に行くのをおすすめします。永久歯があるかどうかは、レントゲン撮影をすればわかるので、まずは永久歯が生えてこない原因を知りましょう。当院でも、初診相談の受付を承っておりますので、ぜひ一度ご来院ください☺︎