こんにちは。歯科衛生士の石原です。
ブラケット装置で矯正治療中の方、またブラケット装置での矯正を検討されている方、歯磨きが難しい、虫歯になるのではないかと不安に感じたことはございませんでしょうか?
実際ブラケット装置での矯正を経験しました。その時期に実行していたことをご紹介致します。
①歯ブラシでブラケット上を磨く。
②ブラケットの上から歯ブラシを斜め45度に当て、ワイヤーの下に毛先が当たるように磨く。
③ブラケットの下から②同様の当て方で磨く。
④ワンタフトブラシでワイヤーの下や細かな部分、抜いた歯の隣接面などを磨く。
ワンタフトブラシでも隙間が小さく毛先が当たらないような部分は歯間ブラシがおすすめです。ブラケットにそわせて10回ほど磨きましょう。(⑤)
⚠︎注意⚠︎
一般的な使用方法とは異なります。
隙間にあったサイズを選び、無理な差し込みはやめましょう。
また、フロスをすることもおすすめです。
気づかない間に歯間から虫歯になってしまうケースがあります。
ワイヤーの上から通して行いましょう。(⑥)
難しい場合、『フロススレッダー』を使用すると良いでしょう。
また月に数回、いつも通り歯磨きをした後に歯垢染色剤を使用してみてはいかがでしょうか?
歯垢を染め出すことで目に見えて磨き残しが分かります。そのため自分が苦手としている部分も分かりますね。私は前から4、5番目の隙間に残りやすかったため、普段の歯磨きから意識的に磨くように心がけました。
+aとして就寝前にフッ化物配合のジェルを塗って寝ましょう。
就寝中は唾液の分泌が減ることで細菌が繁殖し、その結果お口の中が虫歯になりやすいです。
こちらは歯磨き粉が苦手な方や歯磨きをした後に何度も口をゆすぐ方におすすめです。
今回、ご紹介した歯磨き方法を実行し、私自身心配していた虫歯にはならずに矯正治療を終えることが出来ました。
毎食後、この方法で歯磨きができたら大変素晴らしいですが学校や職場ではなかなかそうはいきませんよね。
まずは1日1回から、丁寧な歯磨きを始めてみませんか。
このお話が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。